誰も知らない

予定していた友人宅の新居訪問が、奥様の体調がすぐれずに延期となったために、
夕方近くから出かける。ブックオフで本を売って、
丸の内で買い物。オンナっぽい格好をしようとピタピタの身体の線が
出るような服を買うつもりだったのに、いつのまにか本来の目的を忘れ、
選んでいたのは太めのストレートのパンツだったよ。
私がなぜこんなにフェロモン系にこだわるのかというと、
20代半ばまで同じような格好をしていた友人が、
ここ3年ほどでびっくりするくらい変身し、ものすごく色っぽくなって、
「男性の視線が変わるからおもしろいよ」と言っていたから。
私もそれを体験したい! というわけなのだけど、
なかなか上手くいきません。
そんな邪念に満ちた買い物のあと、有楽町で最終回の『誰も知らない』を見る。
すごく混んでると思っていたら、がらがら。
基本的に是枝監督の作品は好きだし、今回も、前回と同様というくらいに
期待していたけれど、ここまで気持ちが持っていかれるとは思わなかった。