食事と下心

夜は、この前、再会した人と食事。やっぱりというか、なんというか。
ずっと同じ会社にいて、苗字も変わらず、結婚指輪もしていなかったら、
相変わらずの生活をしているのだと思うよね。
そう勘違いされているのはうすうす気づいていたけど、
唐突に「あたし、ケッコンしてるんです」なんていうのも変だし、と思っていた。
昔、たとえば食事に誘ってくれた男性が、その食事の途中に
「僕、ケッコンしてるんだけど」とたいてい突然言い出すことに、
「なんで最初に言わないのよ」と私は、憤然としていたのだけど、
彼らの気持ちも今だったら少しわかる。
たしかに言い出すタイミングは難しい。私は、言い損ねたよ。
ものすごくうしろめたいイヤな気持ち。