声に出して読む戯曲

日曜日は、参加二回目の「自主リーディング」。今回は、野田秀樹の「Right eye」。
江古田に集まったのは、8人だっただろうか。みなが何をやっている人なのかは詳しくは、知らないけれど、「戯曲を読む」というこの目的においてのみ心がひとつにつながっているところがおもしろい。今回は、カメラの前に立ち、多少の出入りを加えての読み。シーンをいくつにも分け、3時間強かけて読み終わったあとに見た映像は、まるでジャームッシュの映画のようだった! なんて、そんなにかっこいいものではないけれど、読んだ人々にとっては、それなりに見ごたえのあるものだったのではないだろうか。
私も自分の姿を映像としてみるのは、親が撮ってくれた運動会とか発表会とか、それ以来ではないかと思い、「30オンナの姿」という現実をまざまざと見せ付けられるのはつらかったが、それはそれで興味深かった。
声を出すことは単純に楽しく、難しい。