墓参り、見送り、中上健次

先週の金曜日の夜に再び弟がやってきた。
土曜日は、いっしょに父の実家へお墓参り。いちばん下の弟とふたりで出かけるなど、いつ以来だろう、と思う。はじめてかもしれない。彼とは、いっしょの家にいた時間がとても短い。夜は、隣の寿司やのカウンターでたらふく食べる。
そして日曜日、成田まで見送り。アメリカに帰っていった。行きはふたりのスカイライナーも帰りは、ひとり。もともと年に一回会うくらいの関係なのに、離れるときは泣きそうになる。いや、こっそりと泣く。帰る場所が別々なのだということがとても重大なことのように思える。へとへとに疲れて、9時には就寝。なのに、地震とサッカーを応援する夫の嬌声に起こされる。怒りがおさまらず。
月曜日、見本出来。9時には会社に着く。もう出来あがりもみたら、あたふたするわけもいかず、覚悟を決める。著者とランチ。会議。完全にテンションが上がっているために不眠。
今朝、『R25』を読みながら、見城徹の記事のなかの「中上健次が、芥川賞を受賞の報を受けて涙を流した」という箇所に胸を打たれる。ちょっと前の中上紀の父についてのインタビューでも立ち読みしながら、泣いた。条件反射のようにどんどん「中上健次」に弱くなってる。
週末読書は、『フルタイムライフ』『グランドフィナーレ』。

フルタイムライフ

フルタイムライフ

グランド・フィナーレ

グランド・フィナーレ