あたたかい格好

凍える季節。足元から首まで隙がないほどに着込んでいる。寒さを我慢する体力はもはやない。もちろんすでに湯たんぽも登場している。
雨が降るなか、会社のイベントの手伝い。夜は、またも鍋。毎週、鍋。姫野カオルコの『ハルカ・エイティ』は熱中しすぎていけない。
その前の日には、佐藤多佳子の『しゃべれどもしゃべれども』、あと小池真理子の『欲望』。映画の原作で話題だし、と思って。でも、読み始めたとたんにとてつもない既読感におそわれ、でも、先のストーリーはぜんぜん思いつかないし、でおかしいおかしいと思いつつどんどん読み進めていったら、最後の最後で「あ、これ、読んだことある」とわかった。こういうことはとても多い。