憂鬱な日

夜、仕事相手の電話で1時間も喧喧諤諤と。
結局、モノ別れ。
自分の気持ちだけで押し切られると本当に困るのだよ。
とてもイヤな気持ちで家に帰り、
庄野潤三の『ピアノの音』を読んで気持ちを
落ち着かせる。
「おいしい」「よかった」という言葉が、
出し惜しみすることなく交わされる老夫婦の生活。
お互いをいつくしみ合う姿は、いつ読んでも
涙が出てくる。