いつかはほしいもの

たいていどちらかがいないふたり暮らしの我が家には今、弟が滞在中で、ちょっと毎日が新鮮。「どこにいる?」とか「ご飯どうした?」とか、何かあれば携帯にメールを送り、そんなにかまう必要はないのにと思いつつも、つい気になってしまう。完全な姉バカだ。
ところで、オットの友だちが、数年前に何億かで家を買ったけれども売ることになり、そしたらさっさと売れて一千万円の儲けが出て、そのお金で根津あたりにマンションを買うかもしれないという。「一度、家を買うと家賃を払うのはバカらしくなる」とのこと。オットも、「買ったらいいのに」とさかんに勧められたけど、地震がくるから、と拒否の姿勢を貫いたらしい。私と同じ論法だ。
私もいつか家がほしくなるのだろうか。車がほしくなるのだろうか(その前にふたりとも免許がないが)。あぁ、そうか。自分で手に入る範囲でしか、ほしいものが頭に浮かんでこないのね。とりあえずは、テレビまわりを最新といわないまでも普通にしたい。
それから。今日、うれしかったことひとつ。失くしたと思った定期券がちゃんと駅に届けられていたこと。