残念でならない

夕方、見本ができてくる。今回は、文字要素のみのシンプルなものだし、造本的には、見返しと表紙の糊付けをなしにするというのはひとつイレギュラーだけど、技術的には難しいところはなにもないはずだから、と安心していたら、くっついて出てきたよ。しかも本来の見本日よりも一日前なのに、もうぜんぶ製本まで終わっているなんて。
いったい何のための見本日なのだろう。
人の話は聞いてるのか、何のための営業なのか、現場で勝手に判断するな、といいたいことは山ほどあるけれど、なによりも、くやしくて、くやしくてたまらない。著者やデザイナーに申し訳が立たない。
なので、ぜんぶ、やり直してもらう。
でも、もしかしたら、私の伝え方にも問題があるかもしれないので、それはあとで確認する。