アウトローな女たち

久々に、もう中学生以来くらいに久々に銀色夏生の最新刊『女っておもしろい』を買う。会話集なのだけど、この本に出てくるような会話をなんどしたことだろう。
「しあわせにしてあげるって、どういうこと」とか。「男だから、女を守らなきゃ、って意味なしフレーズ」とか。
でも、こんなんだから、「アウトローな大人の女たちへ」というオビが巻きついているのね。
中学生のときにあたしの恋愛妄想に火をつけた銀色夏生
気狂いピエロを見に行こうよ、のひとことがどうしていえないんだろう」という一文にぐっときたり、『これもすべて同じ一日』から『こんなにも長い幸福の不在』までのなかで私にとっての「恋愛というもの」がイメージとしてむくむくと育っていたのだった。
そうしたら、アウトローだもの。そんなつもりはちっともなかったのに。
今度、実家からいっしき送ってもらうことにしよう。

女っておもしろい (角川文庫)

女っておもしろい (角川文庫)

そういえば、金曜日、横浜に『青の鳥』見に行きます。
お会いできるかたいれば、そのときに。